氏神閑散
平成18年元旦未明
平成18年が明けた…丑三つ時。早速、初詣に出かける
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神明神社 上小金井村の鎮守だった。上下小金井村の統合によって一時廃れたが、私は勝手にここの氏子を僭称している。 去年は五六組の参拝者がいたけれど、今年は何故かガラガラだった。 |
手持ち無沙汰の役員さんたちからお神酒を賜り、冗談を
言っているうちに若い人が一組、お参りにきた。 |
2時20分
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小金井神社 下小金井村を鎮守する天神さまだったが、一村一社により、現在の名称となる。 なんと、神明さんばかりでなく、もっと動員力のあるこちらのお宮もスカスカだった。 |
来ているのはすべて受験生風。去年は鳥居の下まで老若男女の列が出来ていたのに、一体何がおきたのだろう。 |
2時40分 |
八重垣稲荷 |
やっぱりここが、いちばん絵になるお社だった。
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ここも去年に比べ、極端に人がいなかった。 そして、僅かな参拝客は全員、若い。 |
甘酒をご馳走になり、くだを巻いていたら3時00分。 |
農工大通りはゴーストタウンの如く静まり返っていた。 |
3時10分 中央線を越えて北口へ… |
ムサコ北口商店街。 …スサノオ崇拝の私には好ましい風景があった。 |
山王稲穂に着いたのは3時20分。 やはり、誰もいなかった。 |
二日後の話だが、近所のおばちゃんと立ち話をした。 おばちゃん曰く、 「去年はお参りに行ったけどさ。ご利益、何もなかったからね。だから今年は神様パス」 この人、ぼちぼち還暦の団塊世代。 「今こうして地面に二本の大根足で立ってよ、神さまの悪口を言っていられるってことは、去年『悪い事』も起きなかったってことだろ?それがご利益なんだよ」 |
ろくな教育を受けていない世代だから仕方がないが、最近のオッサン、オバサンは、あまりにも「鎮守」の意味を知らなすぎる。業突く張りで厚かましい。 少しは若いやつらを見習ったらどうだ。べらぼうめ。 山王稲穂では、ついに一人のSE風の同世代人とすれ違っただけだった。貫井新田は、やはり化外の地なんだろうか。 |
中央線のガード下をくぐって、南に戻る。 |
小金井警察署 |
貫井村の鎮守、貫井神社にやって来たのは3時50分頃だった。 |
誰もいないと思いきや、物影でアベックがいちゃついていた。 本来なら、突然モヒカン男になり、まず姉ちゃんにガツと肘鉄を加え、 「よお お兄さん 女とイチャつくのもいいが、男と強烈な一パツをやるのもいいもんだぜ 俺が教えてやるよ…!」ネタ(18禁) …と大団円にハッテンするところだが、本来神社とは、「そのような」使い方をされていた施設だし、なにより一般に嫉み深いとされる弁天さんで男女仲良くする度胸に免じて素通りしてやった。 |
まあ、こんな連中が好き勝手をしていられるほど、
参拝者がいなかった、ということである… |
新小金井街道 流石に腹が減ったので、ファミマで弁当を買う。 …うう、今年最初のメシはコンビニ弁当かえ。 |
大澤神社 京王バスの停留所はあるが、もともと大澤一族の氏神さん。祠の中だけ常夜灯がついていた。それでも大澤さんには日頃厄介になっているので、手を合わせる。 上を見上げると、朱色に金泥で何か書いてある。はじめ恭喜發財とでも書かれているのかと思ったら、「謹賀新年」だった。 |
4時10分。 帰宅の途につく。 いまの小金井市は、西半分に集中した旧村と、あとは新田で構成されている。神社があるのは、かつて村だったところだけ。ぐるりと回っても、こんな時間で回りきってしまうんだから、やはりコンパクトな町である。 |
下弁天 真っ暗だったので、魑魅魍魎が出てきそうな辺りを撮る。 あ。言い忘れていた… 明けましておめでとうございます。 |