People's Republic of Bangladesh
ダッカの憂鬱
まあ、一口に言って、ロクな国じゃない。
この俺ですら、仕事が進まず、ノイローゼになりかけた。
しかし、
いつ進展があるとも知れず、事務所や近在のホテルを離れることはできない。
ひねもす、男だらけの色気のない街を見て過ごす。
とはー、くだらねえ。
ようやく煉瓦工場の話が動き出し、
頓挫する。
工場の敷地にできた竪穴に水がたまり、池になっていた。
よく見ると、船を漕ぎ出している奴らがいる。
聞けば、いつの間にやら住み着いた漁労民だという。
社会科参考①
工場の裏手では、何やら石を砕いている人たちがいた。
聞けば、コンクリートの材料として売っている人たちだとか。
気の遠くなるようなシノギであった。
社会科参考②
しかし、バングラデシュは、見方によっては啓示的な国でもある。
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おまけの社会科参考 ;
ダッカ川(ブラマプトラ川の支流)付近で撮影した意味不明の一葉
放浪記